同棲での契約が難しい訳 賃貸講座

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「たまプラーザ」「あざみ野」の徒歩13圏内の物件に特化した

夫婦二人 で やっている賃貸専門の 小さな不動産屋 メープル不動産 の 代表 塚越です

 

平成元年より 地元管理会社に 20年間 勤務し独立して 10年間、計30年間田園都市線「あざみ野」「たまプラーザ」におりますので不動産賃貸の 表も 裏も 出来るだけお話して行こうと 思います

 

今回のお話は 同棲での契約が難しい訳 というお話です

以前も このブログで ルームシェアや同棲でのご契約は 難しいですとお伝えしましたが 今回は 同棲に 絞ってお話 してみます

 

 

管理会社さんも、家主さんも 契約する前には 色々なこと、リスクを考えます

 

例えば こんな例

 

家賃に対する 男性の収入はしっかりしているので 契約者は 男性、同居人は彼女さん、 同棲ですね

 

 

当初は仲が良かったが 何年かして 喧嘩になり 男性が出て行ってしまい、残ったのは彼女さんだけ

管理会社はそんなこと まだ知りませんから 月末になって 家賃が入っていないことがわかり 契約者の男性に 管理会社が連絡したら 数日して 入金されました

 

その翌月末 また家賃が入っていないので 契約者の男性に連絡

すると 実は二か月前に ご本人は退去していて 今は他の物件に住んでいるという

 

実際に住んでいないのだから 家賃は払う必要がない、

実際住んでいる 元カノ(元同居人)に家賃を請求してくれと主張(解約手続きは まだしていないが)

 

仕方なく 元カノに連絡し 元彼の話をするも 自分は契約者ではないので 支払い義務はない、

契約者である 元彼に支払い義務があると主張し 退去もせず居座ってしまう

滞納金は増える一方、入居者も住んだまま

さあ、どうする管理会社・・・

 

 

非常にリアルな お話だと思いますが これ 実は経験談ではないのです

ただ、管理会社に20年も勤務した経験があると 容易にこんな事を想像してしまう訳です

(もしかしたら この様な経験をされた管理会社さんが いらっしゃるかも知れませんが)

 

 

実務的には 同居人の元カノさんには 家賃請求はしないのですが

元カノさんに 元彼さんに家賃を払うよう 伝えて欲しい、払えないなら解約手続きをして欲しいと 連絡してみることは あるかも知れません

 

 

この様な ケースも 可能性として ゼロではないので 基本的に 同棲お断りという 不動産屋さん、 多いと思います

反対に 同棲でも相談にのりますという場合 同居人さんの 親御様にも連帯保証人になって頂く流れになると思います

 

 

前述のようなケースで 滞納分のご負担もそうですが

同居人(元カノ)に 退去手続きを促す役目としても 同居人の親御様に連帯保証人になって頂くことは最低限の条件です

 

ただ、いざという時に 「娘とは縁を切っているので知りません」 と この同居人の連帯保証人さんが

拒むケースも 考えられるので(これは 私の経験談です)

だから 管理会社は 前向きでない所が多いです

 

 

遅くなりましたが このケースでは

家賃の支払い義務は 契約者である男性にあります(ちゃんと解約手続きをしていない場合)

そして 解約手続きをした場合は 期日までに同居人も退室させる義務が契約者にはあります

 

 

 

如何でしたか

 

殆ど あり得ない話ではありますが 可能性としてゼロでなく

このように複雑になることも 考えられるため

同棲でのご契約が 難しい というお話でした

 

塚越 でした

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